ツールの概要調査 雑記
仕事でざっくり調べたことを記録しておきます。
断定口調になってますが、実際にすべてを試したわけじゃないので、実際は「調べてみたところ~らしいですよ」ってところ。
■Entity Framework
.NET Frameworkに含まれる、データアクセスに関わるフレームワークです。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb399567(v=vs.110).aspx
データベースを.NET上で扱いやすいようモデル(EDM)化します。
モデルを元に、データベースのテーブルを抽象化したクラスがフレームワークによってつくられます。
そのため、プログラマはクラスのプロパティやメソッドを操作する感覚でデータベースに格納したデータの検索や更新が行えます。
さらに、モデルはデータベースのテーブルそのものではなく、データベースの都合上でどうしても必要になってくる中間テーブルなどを意識する必要がない形で構築できるため、プログラマが直感的なデータ操作ができるようになっています。
具体的な例を挙げると、「店舗」テーブルと「商品」テーブルを関連づける「在庫」テーブルをプログラマが意識する必要がなくなります。
(SQLでJOINを行うといったことが不要になる)
プログラマは「店舗」クラスのオブジェクトが複数持っている「商品」クラスのオブジェクトを直接操作でき、その結果をSQLを使用せずにデータベースに反映できます。
Windowsアプリケーションのインストール・アップデートに関する仕組みです。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/t71a733d.aspx
Visual Studioからアプリケーションの発行を行う際にClickOnceが使われています。
Windowsのインストーラーと比べてシンプルで柔軟なインストールが可能で、アプリケーションのアップデートも簡単に行えるようになります。
・シンプル:インストール時にウィザードであれこれユーザに問わない
・柔軟:CDなどからのインストール、Webからダウンロードしてインストールなど、複数の形式に対応
また、ユーザがアプリを起動した時に、アプリが自動でアップデートがあるかを探しにいきます。
ベンダーはサーバー(ユーザーのイントラネット上でも、外部のWeb上でも可)の指定場所に最新バージョンを配置するだけでよく、ユーザー、ベンダーともにアップデートの手間が軽くなります。
■Flyway
データベースのバージョン管理や移行をサポートするツールです。
(DBマイグレーションツール)
海外産のオープンソースのツールです。
データベースへの変更(変更するSQLファイル)を都度バージョン記録して
います。データベースの変更によって不都合が生じた場合に、DBを過去のバージョンの状態に簡単に戻すことができます。
別環境に、指定したバージョンの状態のDBを簡単に再構築できます。
Java動作環境(JVM)で動作するようで、同じ環境で動作するビルドツールなどと連携させて使用することが多いようです。
Flywayの操作をビルドツールのスクリプトで自動化したり、Javaコードで作りこむことができるようです。